スコッチグレインvsリーガル徹底比較【OPS-5001】【01DRCD】【評価】【コスパ】_第2戦

business
スポンサーリンク

国産ビジネスシューズの中で最も日本で売れているリーガルとコストパフォーマンス最強の呼び声高い、人気急上昇中のスコッチグレインを徹底比較しました。

今回はスコッチグレインとリーガルを以下観点で比較し、どちらの方がコストパフォーマンスが高いのか、どちらを購入すべきか比較しました。

前回の記事ではスコッチグレインの「オデッサ」リーガルの「01DRCD」を比較しましたが、「オデッサ」が強すぎて「01DRCD」が可哀想という意見を多数頂戴しました。

確かに「オデッサ」は4万円が定価で滅多に値下げされませんが、「01DRCD」は4万円が定価ではありますが、セール価格で場合によっては3万円以下で購入可能なことがあります。

そのため、今回は「01DRCD」VS「OPS-5001」で比較します。

※「OPS-5001」は2万5千円~3万円ほどで買えるため、「オデッサ」(4万円)より安価な製品です。

 

スコッチグレイン SCOTCH GRAIN OPS-5001 (E) 革底 ストレートチップ オデッサ木型    

出典:楽天「SHOES DEPO

■REGAL リーガル 01DR CD ブラック ダークブラウン ストレートチップ

出典:楽天「SHOES DEPO

今回の比較ポイントは以下の通りです。

①価格(コストパフォーマンス)
②革質(アッパー)
③ソール
④履きごこち
⑤デザイン性
⑥メンテナンス性

価格(コストパフォーマンス)

スコッチグレイン「5001」:約3万円

リーガル「01DRCD」:約3万円

 

価格については、両社のブランドが提供している全商品の価格帯も追記しておきます。

スコッチグレイン:3万円~6万円

リーガル:1万5千円〜4万5千円(一部9万近くの製品あり)

スコッチグレインの方がややハイブランド志向であることがわかります。

というのも、リーガルは、安価ラインをケンフォード、高級ラインをシェットランドフォックスという兄弟ブランドが展開されており、リーガル自身は丁度中間のラインのブランドとして扱われているからです。

今回紹介しているスコッチグレインの「5001」はスコッチグレインの中でも安いラインであり、リーガルの「01DRCD」はリーガルの中で高めのラインに位置づけされます。

革質(アッパー)

スコッチグレイン「5001」:国産カーフ

リーガル「01DRCD」:フランス「アノネイ社」のベガノカーフ

出典:楽天「SHOES DEPO」          出典:楽天「SHOES DEPO

※左(上)がスコッチグレイン、右(下)がリーガル

両社ともにカーフレザーを使用しています。本来であれば国産カーフレザーはヨーロッパのカーフレザーより劣る印象があります。しかし、スコッチグレインの国産カーフは社長自らが仕入れているだけあって、他の国産カーフとは比べ物にならないくらい良い品質です。

私もスコッチグレインの国産カーフ製品を5年程愛用しておりますが、年月が経っても革本来の輝きを失っていません。

是非一度自分の目で見て確かめてみてください。

 

ソール

スコッチグレイン「5001」:グッドイヤーウェルテッド製法/トップゴムレザーソール

リーガル「01DRCD」:グッドイヤーウェルテッド製法/本革底

出典:楽天「SHOES DEPO」                                      出典:楽天「SHOES DEPO

※左(上)がスコッチグレイン、右(下)がリーガル

 

両社共にオールソール交換が安価に出来るグッドイヤーウェルト製法です。

リーガルのソールは一般的なレザーソールです。

スコッチグレインのソールはスコッチグレイン独自の技術で開発されたハイテクソールの1種トップゴムレザーソールです。

レザーソールは、滑りやすくつま先が減りやすいという難点がありますが、本ソールの場合、滑りやすさを軽減し、つま先の減りも大分軽減されます。

私の個人的感覚としては、滑りやすさはレザーソールとさほど変わりません。(つま先に体重がかかることが滅多にないため。)つま先の減り軽減は効果絶大です。

スコッチグレインは他にもハイテクソールを製造しています。

ハイテクソールについては、こちらの記事を参照してください。

 

グッドイヤーウェルト製法とは

中底とアッパー、コバの三つを縫いつけしたあと、ウェルトに表底を縫いつける製法です。

靴を上から見るとソールのはみ出たふちに縫いつけした糸が見えます。

靴を下から見るとソールを縁取るように縫いつけした糸が見えます。

上記ソールの画像でも縫いつけ糸が見て取ることが出来ます。

 

履きごこち

どちらも素晴らしい履き心地です。

踵のフォールド感はどちらも良い感じです。

歩いたときの返りも、最初は硬いですが、履いているうちにレザーソール特有の良い返り見せてくれるようになります。

しいて違いをあげるとすると、スコッチグレインの方がかかとのゴムが硬い感じがします。

 

デザイン性

スコッチグレイン「5001」:ストレートチップ(ラスト:オデッサ木型)

リーガル「01DRCD」:ストレートチップ(ラスト:不明)

出典:楽天「SHOES DEPO」                         出典:楽天「SHOES DEPO

※左(上)がスコッチグレイン、右(下)がリーガル

 

両方とも定番中の定番ストレートチップのモデルです。

スコッチグレインの方がロングノーズな印象を受けます。

スコッチグレインのワイズがシングルEであるのに対し、

リーガルの01DRCDのワイズはダブルEです。

そのため、どちらかというとスコッチグレインの方が若者向けといえると思います。(若者の足の形も欧米化してきており、足幅がせまくなってきているためです。)

 

 

メンテナンス性

スコッチグレイン:オールソール交換\10,000~\13,000

リーガル:オールソール交換\14,000~

※オリジナルの修理価格

スコッチグレインの修理は、有名なスコッチグレイン専門修理工場「匠ジャパン」が行ってくれるので、非常に安く最高のサービスを受けることが出来ます。

スコッチグレインの修理については、こちらの記事を参照してください。

リーガルは国産ブランドではありますが、少々修理が高くなってしまいます。

リーガルの靴を修理するのであれば、街の安価な修理業者に頼むことをお勧めします。

リーガルの靴は修理できない場合もあるので、判別方法については、こちらの記事を参照してください。

 

 

スコッチグレインとリーガルどちらを購入すべきか

スコッチグレインをおすすめします。

同一価格帯であれば、スコッチグレインとリーガルは同一のコストパフォーマンスを誇ると思います。しかし、スコッチグレインの修理の安さを考えれば、スコッチグレインの方が断然コストパフォーマンスが高いです。スコッチグレインを修理して履くことを前提に考えれば、購入時の価格マイナス1万円くらいので考えて丁度良いくらいではないでしょうか。

まだまだ販売数としてはリーガルとは天と地ほどの差がありますが、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているスコッチグレインがリーガルを超える日も遠くはないと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました