1.ポストマンシューズとは
1954年、レッド・ウィング社が「ポリスマンとポストマンのために」として発売した、黒いドレスタイプのアッパーを持つサービスシューズです。
ポストマンについての歴史、種類、スペック詳細などはこちらの記事もご覧ください。
2.既存のポストマンシューズ
現行では、2種類のデザインのポストマンが存在しておりました。
#101 (オックスフォードシューズ)
こちらが定番の「#101(オックスフォードシューズ)」です。

1954年に最初にポストマンシューズとして発売されたモデルです。
チャッカシューズに比べ、かかとの部分が短いため、暑苦しくなく、春夏でも履くことができます。
#9196(チャッカシューズ)
こちらが最近人気の「#9196(チャッカシューズ)」です。

こちらのモデルは、1958年に発売されたチャッカタイプのポストマン「#195」の後継として発売された「#9196」です。1958年に6インチ丈の「#102」も発売されましたが、現行モデルは、オックスフォードタイプ(#101)とチャッカタイプ(#9196)の2種類のみ販売されています。
3.2019年春夏新作ポストマンシューズ
レッドウィング2019年春夏新作
レッドウィングジャパンは、5種類の 2019年春夏新作モデルを発売しました。現在販売されているモデルの一覧はこちらです。

「NEW」と記載されているモデルが2019年春夏新作モデルとして発売されたモデルです。新作5種類は以下の通りです。
アイリッシュセッターのチャッカモデル:2種類(#9853,#9852)
ポストマンのオックスフォードモデル:1種類(#9112)
フォアマンのオクスフォードモデル:2種類(#8049,#8054)
ポスマンシューズ新作モデル「#9112」
そしてポストマンのオックスフォードモデル「#9112」がこちらです。



こちらの新作は、オックスフォードシューズという短靴(かかとが短い靴)で、「#101」と形は全く変わりません。
「#101」との違いはアッパーレザーのみです。
「#101」「#9112」スペック比較
出典「レッドウィング公式サイト」
「#101」
出典「レッドウィング公式サイト」
「#9112」
「#101」と「#9112」のスペック詳細一覧は以下の通りです。
項目 | 「#101」 | 「#9112」 |
アッパー | Black “Chaparral” | Black “Abilene” Roughout |
ソール | Black Cushion Crepe | Black Cushion Crepe |
製法 | All-around Goodyear Welt | All-around Goodyear Welt |
木型 | 210 | 210 |
価格 | 35,000+tax | 35,000+tax |
サイズ | D 6- 11, 12, 13 | D 6- 11 |
アッパーレザー以外は全てほぼ同じスペックです。「#9112」の方がサイズ展開が少ないようです。
「#9112」の特徴 アビレーンラフアウトレザー
既存モデルとアッパーレザーのみ差異があります。
既存のアッパーレザーは、「Black “Chaparral”」に対し、新作モデルは、「Black “Abilene” Roughout」(アビレーンラフアウトレザー)です。
「Black “Abilene” Roughout」とは、レッドウィング特有のレザーで、スエードと勘違いされがちですが、スエードとは異なる素材です。
スエード素材は、スムースレザーの表面を削り、起毛させた状態のレザーのことでです。
それに対し、「Black “Abilene” Roughout」という素材は、レザーを裏返し、裏側をアッパーレザーの表面として使用された素材です。
「Black “Abilene” Roughout」は、他のレッドウィングモデルにも使用されており、最も有名なのはこちらのペコスブーツです。

ポストマン新作(#9122)販売店
オススメ販売店はフットモンキーです。フットモンキーでは上野の実店舗、及びネット通販でレッドウィングポストマンを販売しています。都内近郊にお住まいの方は実店舗に足をお運びください。都内近郊にお住まいでない方は以下ネット通販でも購入可能です。フットモンキーのネット通販で購入した場合、オイルや靴紐などの純正ケア商品が選択して特典として付与可能です。

おわりに
今回は、ポストマンシューズの新作をご紹介しました。次回はフォアマンのオックスフォードシューズをご紹介しようと思います。皆さんも新作のポストマンシューズを是非試してみてください。
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