ジャランスリワヤを4年間履いたので、修理に出してきました。
修理に出したジャランスリワヤの状態
修理に出したジャランスリワヤストレートチップはこちらです。
いい感じにくたっていますがまだまだ履けています。ジャランスリワヤを修理に出すまでの4年間の経過をご紹介します。
ジャランスリワヤの4年経過
新品の状態で張ったハーフラバーは3年間耐久
ハーフラバーの先が剥がれてしまっています。
3年間はハーフラバーは耐えることは出来ましたが、4年目にしてつま先から徐々に剥がれてきました。この状態の写真ですとわかりづらいですが、結構剥がれてしまっています。大きめのサイジングで履いているわけではないのですが、私はハーフラバーソールのつま先がよく剥がれます。修理業者さんに伺ったところ、ハーフラバーソールはあくまで接着剤でくっつけているだけのため、擦り切れてソールが見えるまで履き続けることは非常に困難とのことです。大抵はつま先からはがれるか、根元の部分から剥がれてしまうそうです。
ジャランスリワヤのソールは割れる
ソールが割れています。ソールの接着が甘く、ソールが半分に割れてしまっています。この現象は2年ほどで発生しました。ジャランスリワヤのレザーソールは分厚く独特な雰囲気があり、とてもかっこ良いのですが、非常によく上記のように割れます。ジャランスリワヤはラバーソールの場合はダイナイトソールという有名なソールです。ジャランスリワヤを購入するのであれば、ラバーソールがお勧めです。
ただし、ジャランスリワヤはインドネシア生産のためメイドインジャパンとは違い、個体差が非常に大きいです。私の購入したジャランスリワヤがたまたまソールが割れてしまっただけで、他の個体であれば問題ない可能性もあります。私はジャランスリワヤのレザーソールを2つ所持していますが、もう一つの方はここまで大きく割れていません。ですが、両足とも少し割れています。左右で分けて考えると4/4の確立で割れているので、大抵割れると思っています。
ジャランスリワヤのソールが割れた後
ソールが割れてしまうとそこから水が入り込んできてしまいます。そもそもレザーソールなので、雨の日に履くのは良くないのですが、ハーフラバーソールを張って履いているので、多少の雨であればこの靴を履くようにしていました。最初は特に違和感がなく、普通に履くことができました。しかし、数か月経過すると、晴れた日にこの靴を履くと、ソールのふちに砂ほこりが積もるようになりました。私は砂地を歩いた覚えがないので、なぜ砂が積もるのかいつも不思議に思っていました。日に日に砂ほこりは量を増していきました。日に日に砂ほこりが積もる時間が短くなり、ついには家を出て会社につくと、砂が積もるようになりました。そこまでくると砂地を歩いているか歩いていないかは明白でしたので、おかしいことに気づきました。
ソール内のコルクが劣化し分解
修理業者に持ち込んで聞いてみると、割れた隙間から水が入り込み、ソール内のコルクが劣化しているとのことでした。コルクが劣化したことにより、分解され、ソールのコバのステッチの部分からコルクの粉塵が浮き上がってきていました。コルクがだんだんと減っているのです。数時間で砂地を歩いたような茶色いほこりをかぶるので、毎日うまげでブラッシングする必要がありますし、床は汚れますし、非常に困る劣化でした。修理業者さんにはすぐにオールソール交換することをすすめられました。
クッション性が半減
コルクは自身の足の形に沈み込み、歩きやすくするだけでなく、クッション性の役割もあります。かかと部分はクッション性が良いままでしたが、コルクが減っていることでつま先側の部分のクッション性が明らかに悪くなりました。つま先付近は直接ソールの上に載っている感覚です。また、ソールの返りもいまいちになってきた気がします。正直同じ期間履いているスコッチグレインの方が数倍履き心地はキープ出来ています。そんな状態で修理に出しました。
ジャランスリワヤの修理内容
ここまでソールが割れたことを書いてきましたが、今回はハーフラーバソール+ヴィンテージスチールの修理を行いました。修理業者さんには、オールソール交換をすすめられておりますたが、このまま履き続けるとどうなるのか気になったので、生贄のつもりで、履いていこうと思い、オールソール交換は見送りです。
革靴にハーフラバーソールはありか
革底にハーフラバーソールを貼ることに関しては、賛否両論ございますが、私はハーフラバーソール貼ることをお勧めします。
理由は、レザーソールは滑りやすく危険であること、そして、なによりも靴が長持ちするからです。ハーフラバーソールを履くことで、靴はオールソール交換の頻度を減らすことができます。オールソール交換は靴本体にも負担がかかってしまう修理ですので、なるべく回数を減らすことで靴を長持ちさせることができます。
革靴にハーフラバーソールを貼ることのデメリット
通気性、歩行時の返りに影響があると一般的に言われていますが、私はこのデメリットを感じたことがありません。全く同じ靴をハーフラバーソールとレザーソールで履きわけても気づけない位の誤差だと思います。
しかし、ハーフラバーソールが剥がれてしまい、歩きづらくなるデメリットがあります。
こんな感じにつま先だけ剥がれてしまい、歩くたびにつんのめる状態になりがちです。新品で貼れば、剥がれないという方も多いですが、私は毎回新品でハーフラバーソールを貼っていますが、毎回剥がれています。その度に貼り直しています。数ヶ月はいた後に貼った場合は、数週間で剥がれ始めてしまったという話も良く伺います。
ハーフラバーソール+ヴィンテージスチールは最強
ハーフラバーソール+ヴィンテージスチールが最強の長持ち装備です。今回はソールの割れからくるコルクの劣化を最後まで楽しむためにも、ハーフラバーソール+ヴィンテージスチールの最強コンビにしてみました。
ヴィンテージスチールのメリット
ハーフラバーソールの剥がれやすいというデメリットをヴィンテージスチールで抑えることが出来ます。この裏技は世の中ではあまり浸透はしていないようです。また、つま先の削れも軽減することができるため、ハーフラバーソールが格段長持ちします。もちろんヴィンテージスチールのデメリットもあります。そして何より見えない隠れたおしゃれがかっこいいです。今回はシルバーのヴィンテージスチールにしましたが、おすすめは真鍮です。革靴の高級感が非常に増します。
ヴィンテージスチールのデメリット
つま先立ちするとグリップ力がゼロなので、滑りやすいです。しかし、私は大人ですので、つま先立ちはあまりしませんので問題ありません。また、ヴィンテージスチールはコンクリートや石、タイルでできたフロアを歩くと床を傷つけてしまうことがあります。私はお金持ちではありませんので、大理石の玄関や、エントランスは家にありませんので問題ありません。会社がタイルフロアの方などは気をつけたほうが良いかもしれません。
ジャランスリワヤ修理店舗【39磨き】
有楽町のtokyo polishさんの姉妹店です。
こちらの靴の修理は東京で一番安いです。そして、ハーフラバーソール+ヴィンテージスチールは、こちらの店舗が最もおすすめできます。
ハーフラバーソール+ヴィンテージスチールで、4、048円で対応していただけます。おそらく、大手のミスター○ニットさんや、R○atさんでは、6,000円以上かかってしまいます。(店舗に寄っては本社対応で断られます。)
ヴィンテージスチールの種類
種類は以下ゴールドとシルバーの2種類です。
今回ジャランスリワヤにはシルバーをつけてもらいました。
ビフォー・アフター
ビフォー
アフター
おわりに
39磨きさんでとても安く修理できて良かったです。ジャランスリワヤと合わせてスコッチグレインも同様の修理をしました。また、39磨きさんでは、レッドウィングの修理も行っているそうなので、次はレッドウィングを出しに行こうと思います。
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